こんばんわ。イチです。
人が運命を切り開いていくため、変化・成長していくために大切になってくる、人間の仕組みとして、今日は習慣化についてまとめたいと思います。
成長のためには「行動の変化」が必要
私が以前とても大切だとメモを残してあった言葉の中に
「自分の成長に必要な考えは、必ず自分の外側にある。」というガンジーの言葉があります。(今調べても出典不明でしたが。)
私の脳内イメージはこんな感じですね。
もしも、昨日までと同じことをやり続けていれば、恐らく現在の延長線上の未来が待っています。
よって、人が変わっていくためには、現在の行動を変える必要があります。
現在の行動を変えるというのはそんなに難しいことではありません。例えば、
「誰かを褒める。」
頑張れば出来そうですし、トレードにおいても
「損切したら散歩に出る。」
これを一度実行するのはそんなに難しいことではありません。
変化を継続するのは難しい
しかし、「同じことを1ヵ月続けて下さい。」と言われたらどうでしょうか?
恐らく出来る日と、出来ない日が出てきてしまいます。
その理由は、人は変化を望まない生き物だからです。
色んな所で解説されていますが、人の体に備わっているホメオタシスという恒常性(こうじょうせい)維持機能が変化を嫌うからです。
でも、習慣化は避けて通れない
人間の特性が変化を嫌ったとしても、変化そして習慣化は必須であり、その大切さは、以下のように多くの著名な方も言及されています。
考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。(マーガレット・サッチャー)
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。(マザーテレサ)
考えを蒔いて、行動を収穫する。
行動を蒔いて、習慣を収穫する。
習慣を蒔いて、人格を収穫する。
人格を蒔いて、運命を収穫する。(デイビッド・O・マッケイ)
継続を困難にしているメカニズム
これだけ習慣化が重要視されるのは何故でしょうか?
習慣化することで、何がどう変わるのでしょうか?
そもそも人が変われないのは、ホメオスタシスのせいなのですが、そのホメオスタシスは「潜在意識」を基準にして変化を拒もうとします。
潜在意識は、これまで自分が生きてきた中で形成されたものであり、これまでのパターンとも言えます。
例えば、私たちは下例のように発生した「事象」に対し、何らかの「感情」が発生して、それに対する「反応」を選んでいます。
【トレードの例】
事象 → 感情 → 反応
損切発生 リベンジしたくなる気持ち 【これまでの反応】報復トレード
【意識した反応】散歩に出る
【ジョギングの例】
事象 → 感情 → 反応
ジョギングの実施 面倒な気持ち 【これまでの反応】ジョギングしない
【意識した反応】ジョギングする
この【これまでの反応】が「潜在意識」に刷り込まれた反応であるため、ホメオスタシスの影響から感情の影響が強い程、【これまでの反応】を選択しやすくなってしまいます。
【これまでの反応】・神経回路が強いので選択されやすい
【意識した反応】・・神経回路が弱いので選択されにくい
継続したその先には
この条件分岐において【意識した反応】を選択するのは以下記事にも記載したように容易ではありませんが、変化のキモを握る重要な選択肢です。
見事【意識した反応】を選択出来ると、
【意識した反応】 の神経回路がちょっとだけ強くなります。同時に、
【これまでの反応】の神経回路はちょっとだけ弱くなります。
そして、これを繰り返していくと、どこかのタイミング(取り組む内容にもよるが、概ね21日間程度)で神経回路の強弱の逆転が起こります。これが習慣化するという事です。
すると、嬉しいことに、今まで変化の敵だったホメオスタシスが、今度は変化後の状態を維持しようと働いてくれるのです。
最後に
ここまで分かると、取り組む内容や押さえどころが分かるので、本当に脳みそがスッキリします。明確化は力の集中を助けます。
しかし、実際に難しいのは【意識した反応】を継続していくことです。
事象が発生し、感情が動いた『その瞬間』が勝負なのですが、そこで【意識した反応】を選択できるかどうか。
実はそれを左右するのは、意志の力だけではなく、エネルギーや、自分の心の状態、等様々です。
その辺りについても、また別途記事に出来ればと思います。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
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