おはようございます。イチです。
昨日の話は大まかな流れとして、
トレードにて、一日の初回のトレードは調子が良いが、2回目以降調子が悪くなる傾向が掴めた。
これは、エネルギーに余力があるうちは、まだ自分自身のパフォーマンスを発揮できるのだが、そのエネルギーもいつかは底をつくため、これが影響していることが分かった。
エネルギーが切れると人は…
といった流れでした。
エネルギーが切れたときの人間の傾向を理解するには、人間の脳の仕組みを知るととても分かりやすいです。
人間の脳は、大古から備えられている動物脳(脳の内側にある)と、比較的まだ新しい人間脳(脳の外側にある)があります。
分かりやすくイメージするなら、
・動物脳=本能的な脳
・人間脳=理性的な脳
こんな感じです。
そして、エネルギーに余裕があるときは、人間脳の働きを期待できますが、余裕がなくなってくると、動物脳が優位になりやすくなります。
動物脳の状態になると、人間脳優位の時に出来ていた「理性的に相場状況を観察し、必要な情報から取るべき行動を選択する」ことが難しくなり、逆に「感情に従った行動を選択」するようになります。
つまり、
・損失は ”悔しい” から、損切しない
・間違えるのは ”屈辱” なので、自分のEntryの正しさを証明するために、何度もEntryしては損を重ねる
・置いていかれるのは ”悔しい” ので飛びつく
・また損切になるのが ”怖い” のでEntryを躊躇する
こういった行動を取りやすくなるのです。
当然、こんな状態でトレードをすれば、自分のルールなど無視されてしまうため、まともなトレードが出来ません。
よって、この話の序盤で、私は昔「②機械的にトレードを執行するのは簡単だと思っていた」のですが、実はそれは簡単なことではなく、
例えば、オーバートレードになればなるほど、エネルギー切れ状態となり、まともなトレードが出来なくなるのです。
そして、このシリーズも今日で最後となりますが、
・トレードシグナルは多いほうが良い?
という問題に関しては、トレードシグナルが多いほど、(プラスのロジックだったとして)期待値は上昇するが、逆に再現性が低くなる。
という事が、結論付けられます。
「トレードシグナルが多いほど良い」と思い込んでいる人が大半だと思いますし、
私自身も仲間のトレーダーから、「トレードシグナルって少ないほうが良いって、師匠が言ってたよ。」と初めて聞いた時も、そんなことないやろ!って、自分の考えの正当性をひたすらぶつけてましたから。
(〇山くん、その節はごめんね。)
なかなか、得体の知れない、どこの誰が書いた記事かも分からない情報を信じられる人は少ないかもしれませんが、どなたかのお役に立てられることを祈ってます。
それでは、本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。
コメントを残す