批判するということ

こんばんわ。イチです。

 

長年「成功するためには」って学んでくると、色んな方の教えが重複していたり、自分の体験からも実感出来たりして、

『やっぱこれだよね!』

『結局ここに行きつくよね!』

『これは本当に本質だわ!』

と、確信に近い実感や優越感を得たりします。

 

そうなってくると、分かっていない人に対して、

『それじゃ~ダメだ!バカだコイツら!』

『愚民とは分かり合えんわ。』

『だから間違ってるって!』

と、あたかも下の人間のように見てしまう。そんな経験あなたにはありませんか?

 

でも、そんなスタンスを続けていると、どんどん孤独感が増していき、

『あれ?俺正しいはずなんだけど、全然幸せじゃないんじゃ?』

と感じることもしばしば。つまり、

『正しいこと言ってるけど、人から好かれてなかったり、上手くいっていない奴』

に成り下がってしまうんです(;・∀・)

 

 

例えば、

『人のために動ける人』と『自分のためだけに動く人』

 

どちらが豊かな人生を送れるかと言えば、私は『人のために動ける人』だと思います。

それは、様々な書物から、様々な師から、体験から総合的に判断して、そうだと思っています。

 

この部分には賛同いただける人もそれなりに居るかと思います。

 

でも、この『正しそうな理論』を、相手に強要し始めると、それは毒になってしまう。

 

私は、この『正しそうな理論』という武器を散々振り回し、人を傷つけてきました。

 

 

というのも、自分の意見を押し付けるとき

「だから、その考えが貧乏思考なんだって!!」

と、お前は間違っているというメッセージを同時に発してしまっていたからです。

 

でも、最近ようやくこの愚かさに気付き初めました。

 

何故なら、

✔『正しそうな理論』は本当に正しいのか?神でもない限り、そんなことは分からない。

✔『正しそうな理論』に反して行動していたとしても、それにより痛い目に会って、結果自分自身の体験として得るものがあれば、それは『良かった』と言える。

✔上記2点から、『正しいか、正しくないか』なんて分かんなくて、メリットがあるか分かんない。そんなことを伝えるのに、相手を傷付けてしまうのであれば、それはもう精神的攻撃でしかない。

 

からです。

 

一番近い奥さんに対しては、特にそんなスタンスが強く出てしまっていたので、散々傷つけてきたのだと思います。

 

 

そんな私も、師からの教えなどにより、考え方が変わってきました。

 

子供たちを見てれば分かるのですが、子供って本当に素直に楽しんだり、希望を持ったり、やさしさに溢れていたりしますよね。

現在の自分であっても、

・そういったやさしさに触れたり、

・相手の為にとった行動が感謝され、喜びを感じたり、

・自然と触れ合うことで自然との一体感を感じたり、

・真の意味で美味しい食事を食べて、心が喜んだり、

そういった瞬間は、自分の『魂』が喜んでいると感じることがあります。

 

子供の頃はごく自然に、自分自身つまり『魂』が感じた事を表現していると言えます。

 

以下のイラストは、長女が好きな『おしり探偵』のマルチーズ署長なのですが、このマルチーズ署長を『魂』だとしましょう。

マルチーズ署長は、私と奥さんの中で「清らかな存在」として扱われているため、これを『魂』だと表現しました。)

 

 

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本来の『魂』は、いつになっても純粋で清らかな存在です。

ですが、私たちは、メディア・教育・環境などの影響から、後天的に様々な『概念』を形成しています。

 

例えば、

・失敗してはいけない。よって、無難に生きるべき。

・どちらかが正しい。

・自分が一番大事。

・お金をたくさん稼げるようになるべき。

 ・正解か不正解か。

といった概念ですね。この概念により様々な雑念(紫色のギザギザ)が生じてしまいます。

 

前述の話で例えれば、『どちらかが正しい』という概念により、「私が正しいのだから、お前は間違っている。」と相手を批判してしまうようなことですね。

 

でも、待ってください。

 

100歩譲って私が正しかったとしましょう。

でも、間違っているのは相手(魂)ではなく、悪いのは相手(魂)ではなく、これまでに植え付けられてしまった『概念』なんです。

 

目の前に存在する『彼(彼女)』の魂は、本来、純粋で清らかな存在なんです。

なのに!『あなた(魂)は間違っている!』何て言われちゃったら、どうでしょう?

『彼(彼女)』も、昔は子供だったのです。

 

すねちゃうんじゃないでしょうか?

少なくとも良い気はしません。攻撃されたとみなされるでしょう。

 

また、やさしく『あなたの考え方は間違っている』と言ったところで、恐らく結果は一緒です。本質的に相手を否定しているからです。

 

 

では、どうすればいいのか?

 

相手はマルチーズ署長なのです。魂は清らかなんです。悪くないんです。

 

誰もが子供の頃から変わらず純粋な魂を持っているのです。

先ずは、その前提に立つ。

 

理屈を押し付けても、相手の魂は傷付くだけです。

じゃあ、どうすればいいのか?

『心を動かされた』という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは魂が感応したという事です。

 

あなたは何によって心を動かされますか?

恐らく、誰かの『勇気』『やさしさ』『熱意』『使命感』『おもいやり』を元とした行動などではないでしょうか?

 

 

ちなみにトレードって、『この指標だけ見てれば勝てる』ってものは無いのですが、『これは絶対にやっちゃだめ』ってことは、いくつかあるんですね。

 

それと同じで、何が相手の心を動かすのか?これは、『これだけ気を付ければ良い』ってものは無いのですが、逆に『これはやっちゃダメ』の一つが、押し付ける(批判する)という事ですね。

 

 

押し付ける(批判する)ということは、トレードのパフォーマンスならぬ、人生のパフォーマンスを劇的に下げる行為ですので、是非自己の振り返りを実施してみて下さい。

 

それでは、本日はこの辺で。

 

ありがとうございました。

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