死角からのパンチ 第三話

こんばんわ。イチです。

このシリーズは、私も良く分かっていないことに対する話なので、その点ご理解のうえお読み下さい。

 

前回の記事を簡単に言えば、私の考えを主張したってことです。

 

トレードで言えば、裁量トレードよりも「これこれこういう理由で」システムトレードの方がいいんじゃね?

 

育児で言えば、「これこれこういう理由で」母乳で育てて欲しい!

 

って、言ってるわけですね。

 

その主張の裏側には、第一話にも書きましたが、「今より良くなるため」という考えや理論がある訳です。

 

トレードをやるのであれば、結果に繋げたい。繋がるようにしたい。

育児で言えば、子供に健康になって欲しい。

 

そんな想いがそこにはあります。

 

こーゆー考えって、私は至って普通だと思っていました。

だって、良くなるためって考えてるんですから、良いことはあったとしても、悪いことなど一つもない。そんな風に考えていたんですね。

 

でも、こういった考えに潜む問題点があったんです。

 

それは、私にとっては良いことであったとしても、それは他の人からしたら良いことでは無いのかもしれない。という事です。

いうなれば、私は、善と悪を明確に分けて見ようとするフィルターが強かったという事です。

 

そもそも、物事は善し悪しで判断出来ないってことは、知識としては持っていました。

例えば、病気になったとして、それ自体は望ましくないこと(マイナスな事象)だったとしても、それをきっかけに生活習慣を見直すことになり、結果的に前よりも健康になった。ってこともあるでしょうし、

宝くじに当たったからと言って、その後の人生が良いものになるかと言えば、どちらかというとそうではないケースの方が多いといった話もあります。

 

よって、私が「良いこと」と判断していたことも、正確に言えば、

私の観点から見て、私が良いと考えていること

でしかなった訳です。

 

よって、育児の際、奥さんは頑張って母乳で育てようとしてくれていましたが、母乳が出なくなってきたとき、奥さんとしては母乳をヤメたいと言っているのに対して、私は「でも、子供のことを考えたら出来るだけ努力して続けるべき」と、自分の意見を「正しい、正義、正解」であると思い込んで奥さんにぶつけていたんですね。

 

その後、結果的に子どもが母乳を飲んでくれなくなったので、完全にミルクに移行したのですが、後で奥さんから、その時の心境として「もっともらしいことを言っているから余計に辛かった。」と言われてしまいました。

 

当時、私は私の意見がなかなか奥さんに理解されない事に対して、「自分の意見は正しいが、正しいことを言っても、信頼関係が弱いから伝わらないのだ」と認識していました。

よって、信頼関係を強化するために、家事手伝い・食事や育児などに精一杯取り組みました。

しかし、そもそも私の考えの入り口「自分の意見は正しい」という考えが既に誤っていたため、理解されなくて当然だったのですね。

 

自分の意見に固執するってのは、相場に対しても悪影響しかないです。

知識を学ぶほど確信が高まってきますが、それを「絶対的な正解」なんて捉えてしまうと、その考えに強烈に固執することになります。

そう考えれば、「絶対的な正解なんて無い」って考えを持っておくと、相場やコミュニケーションに役立つのかなと感じます。

 

 

さて、次回は私が見落としていたもう一つの重要な目線について、記事にしたいと思います。

それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。

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