薄毛の原因【詳しく解説します】

薄毛の原因を詳しく知りたい方へ。

最近、気になる薄毛。治るものなら治したいけど、そもそも薄毛の原因が分かっていないというあなた、一度しっかりとその原因を理解してみませんか。

本記事をお読み頂ければ、薄毛の詳しい原因が分かります。

■もくじ

1.薄毛の種類
2.男性型脱毛症のメカニズム
3.メカニズムから分かる薄毛の2つの原因
まとめ

ちなみに、私は20代後半から生え際の薄毛に悩み、10年ほど薄毛対策に帆走した結果、見事薄毛を改善するに至っています。

1.薄毛の種類

男性型脱毛症:AGAという呼び名でおなじみ、男性の薄毛の9割以上を占めると言われている脱毛症。
脂漏性脱毛症:皮脂の過剰な分泌によって頭皮に炎症が起こり、それに伴って生じる脱毛症。
円形脱毛症:名前の通り、髪が円形に抜けてしまう脱毛症。
壮年性脱毛症:いわゆる加齢に伴う脱毛症。

2.男性型脱毛症のメカニズム

ここでは、薄毛の大半を占める男性型脱毛症(AGA)の原因を解説します。
男性の場合、主に睾丸から男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。そしてこのテストステロンは血液に混ざって体中を流れます。

頭皮に辿り着いたテストステロンは、毛乳頭に存在する 「5αリダクターゼ」 という酵素と結びつくことで、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに変身します。

変身してしまったジヒドロテストステロンは、毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合して脱毛因子「TGF-β」を増やします。

この脱毛因子「TGF-β」が毛乳頭や毛母細胞へ「髪の毛が抜けるよう」指令を出すため、髪を製造している毛母細胞は分裂活動を停止。髪の毛は、ヘアサイクルのうちの「成長期」という期間を十分に経ないまま「退行期」⇒「休止期」へと移行し、髪が太く長く成長することなく、細く短い状態で抜け落ちてしまいます。

うぶ毛の状態からなかなか成長できなくなる髪の毛の本数は徐々に増加し、地肌が目立つようになって薄毛が進行していくのです。

よって、一見すると髪の毛が無いように見え、毛根が死んだように思えますが、実際には毛根は死んでおらず、目に見えないほどに髪の毛が細く短くなっているだけなのです。

このAGAは誰もが発症する訳ではありません。生活習慣などの影響もあるようですが、それ以上に『遺伝』が大きな要因となることが分かっています。

3.メカニズムから分かる薄毛の2大原因

①5αリダクターゼが多い
5αリダクターゼがテストステロンと結びつくことで、AGAの原因となるジヒドロテストステロンへと変換されるため、両親のどちらかから5αリダクターゼを多く生産する体質が遺伝してしまうと、AGAを発症する確率が高くなります。

②男性ホルモンレセプターの感受性が高い
感受性が高い男性ホルモンレセプターが遺伝すると、ジヒドロテストステロンと結合しやすくなることで、結果して脱毛因子「TGF-β」が増え、それにより志半ばで髪の毛が抜け落ちることになります。この遺伝子はX染色体の変異によるものですが、X染色体は母親から受け継ぐため、母方の家系に薄毛が見られると、AGAを発症する確率が高くなります。

まとめ

記載の通り、男性型脱毛症の原因は主に遺伝によるものです。つまり、食事や運動といったアプローチは直接的な対策にはなり得ません。
双方の原因から分かるのは、ジヒドロテストステロンの発生を抑制することが、AGA予防の鍵を握ります。
そこで、テストステロンが5αリダクターゼと結びつき、ジヒドロテストステロンに変換されるのを防止するのがフィナステリドの役目となります。

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